『資料で読み解く「保護する責任」――関連文書の抄訳と解説』
（中内政貴、高澤洋志、中村長史、大庭弘継編、大阪大学出版会、2017年）
保護する責任（Responsibilityt to Protect: R2P）に関する120の重要資料を精選し、抄訳と解説を付しています。
①2001年以前、②2001～2009年、③2009年以後という時期区分による「タテの比較」と、人道的介入や人間の安全保障、紛争予防、文民の保護など類似概念との「ヨコの比較」を意識した編集により、体系的な理解を目指しています。
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【目次】
巻頭言
編集方針、翻訳方針、利用方法、略語表
序章 「保護する責任」概念の誕生と変遷
第1章 人道的介入と「保護する責任」
第2章 人間の安全保障と「保護する責任」
第3章 紛争予防と「保護する責任」
第4章 文民の保護と「保護する責任」
終章 「保護する責任」概念の現在地
【編著者】
中内政貴（3章）、高澤洋志（序章、3章、終章）、中村長史（序章、終章）、
大庭弘継（1章、4章、終章）
【解説担当者】
小松志朗（1章）、千知岩正継（1章）、赤星聖（2章）、クロス京子（2章）、
政所大輔（2章）、井上実佳（3章）、上野友也（4章）、清水奈名子（4章）、
志村真弓（終章）
【翻訳担当者】
秋元悠、今井ひなた、清嶋友喜、黒田和裕、篠木慎、高橋尚子、立石泰佳、
土井翔平、三田真秀、宮下大夢、宮野紗由美、向山直佑
本書の出版に際して、公益財団法人稲盛財団、大阪大学出版会、巻頭言をご執筆いただいた星野俊也先生に大変お世話になりました。改めて、心より感謝申し上げます。
【書評】
『社会と倫理』第33号（2018年）に、五十嵐元道先生による書評が掲載されました。
http://rci.nanzan-u.ac.jp/ISE/ja/publication/se33/33-17igarashi.pdf
『年報政治学』2019-1号（2019年）に、高橋良輔先生による書評が掲載されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nenpouseijigaku/70/1/70_1_345/_pdf/-char/ja
是非ご覧ください。
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